ライター加藤裕子が役に立つ情報を発信中

「こんな親でごめんね」と子育てに悩むママやパパの心が軽くなる本

 

初めまして。

現在4歳と1歳の子育てに奮闘している

ライターの加藤裕子です。



幼い子どもを育てていると、しつけについて悩んでしまいませんか?

 

例えば

✔️子どもの言うことをなんでも聞いていたら、ワガママになるのではと心配

✔️ワガママに育ってしまったら、子どもの将来によくない影響がでるのでは?と心配

✔️将来のために親の言うことをよく聞かせて、引っ張って行ってあげなきゃとプレッシャーを感じている

 

このように、子育てに悩んで辛い気持ちを抱えているママやパパの心が軽くなる情報をお届けします。



「甘えさせていたらワガママになってしまう」重いプレッシャーとストレスから逃げ出したかった日々

 

私も4歳の長男へのしつけについて散々悩んできました。

子どもがワガママを言うと、ピシャリと言わなければならないと思い、厳しく接してきました。

 

「ワガママに育ってしまうと、将来の人間関係で苦労するかもしれない!」「今のうちにワガママを直してあげなきゃ!」

このように必死になっていました。 

 

一方、夫はとても優しい性格で、息子に厳しく接することができないタイプ。

「2人とも子どもに甘くてはいけない」「子どもの人格形成は親の責任だから、しっかり引っ張って行ってあげなきゃ!私がしっかりしなければ!」

 

重いプレッシャーと夫に対し「ズルい…。私だって甘えさせて可愛がってあげたいのに」という気持ちを抱えていました。



息子に対して厳しく接すれば接するほど

✔️頻繁に泣かせてしまう

✔️笑顔を奪ってしまう

✔️親子の関係がギスギスしてしまう

 

何より母親の私が、子どもを幸せにできていない」と罪悪感に苦しむ日々を過ごしていました。

  

「どう接してあげたらいいんだろう…」

 

毎日プレッシャーとストレスでイライラしてしまい、とっても子育てが辛く感じて逃げ出したくなることも。

 

しかし現在は親子バトルをする回数が劇的に減りました。関係が改善され毎日息子との時間を楽しく穏やかに過ごしています。

 

なぜこの様な変化があったのかを、詳しくお伝えしていきます。





実は子どもを甘えさせてもワガママにはならない

 

 

親の言うことをしっかりと聞いてもらうために、子どもに厳しく接していましたが、

信じていた子育ての常識が真逆にひっくり返った言葉があります。

 

たくさんの子どもと向き合ってきた、児童精神科医佐々木正美先生は

「子どもを甘えさせてもワガママにはならない」と明言されています。

 

子どもに何をどれだけやってあげても大丈夫。
子どもの言うことを日頃からよく聞いてあげている人が、子どもに言うことを聞かせることができるのです。

その順番を間違えないように。

日常生活の中で子どもがして欲しいと言うことは、できるだけしてあげてください。

「泣いて勝つ」のではなく、泣かせなくても勝たせてあげていいのです。

ワガママになったりしません。

 

これらの言葉を読み「もう息子を泣かさずに済みそうだ」と安堵し、肩の力が抜けていくのを感じました。

 

【児童精神科医 佐々木正美先生とは】

約50年間臨床の現場にたち、多くの子どもや親と向き合い続けた医師。

その他に、保育園や学校、児童相談所や少年院、家庭裁判所等にも足を運び、問題を抱える子どもと親の苦しい気持ちに寄り添い続けた。

 



なぜ甘えさせて良いのか?


 

佐々木先生は甘えさせて良い理由をこのように説明しています。

 

✔️子どもが本当の意味で自立するためには、十分な安らぎと安心が必要。

✔️親がしかりすぎると子どもは欲求不満になり情緒が不安定になってしまう。

✔️その結果、親がしかりすぎると子どもは叱られる子になっていき、親が心配すればするほど心配な行動を続けてしまう。

 

 

著書の中でもこのように書かれています。

親の言うことを聞かない子のほぼ全ては、親に言うことを聞いてもらっていません。

厳しくすればいい子に育つとはとても思えません。

問題行動があって精神科を訪れる子の多くが、親から厳しく育てられた子どもだからです。

逆に優しくされすぎて問題行動が出た子を見たことがありません。

 

しつけそのものは必要なこと。

 

しかし感情にまかせて怒鳴ったり怒ってしまったり、厳し過ぎたりすると子どもの自尊心を傷つけてしまいます。

 

「傷ついた自尊心を簡単に回復させることはむずかしく非行や犯罪は自尊心を失った人がしてしまう行為である」と佐々木先生は断言されています。




佐々木先生提案「しつけの3つの心構え」

今まで子どもに厳しく接していた人は「ではどうすればいいの?」と思うでしょう。

 

佐々木先生はしつけの心構えとして次の3つを提案しています。

①穏やかに

②繰り返し言って聞かせる

③できるまでゆっくり待ってあげる

 

子どもの脳は発達段階を一歩一歩登っている途中。

 

例えば、子どもと歩道を歩くとき、急に走って飛び出すと危ないから「手を繋いで歩こうね」と伝えることがあると思います。

 何度言っても走り出してしまって、ヒヤッとさせられることも。

 

このような時に「なんで何度も言ってるのに走るの!」とつい怒ってしまいますよね。

 

しかし、子どもが親の言葉を聞き、理解できるようになるタイミングはそれぞれ違います。

2歳でできるようになる子もいれば、3歳や4歳でできるようになる子も。

 

「ほかの子はできているのに!」と他人と比べず「こうしたらいいんだよ」と穏やかに何度も教えてあげて、我が子ができるようになるまで待ってあげることが大切

 このように接することで子どもは自尊心を傷つけることなく、安心して成長していける

と佐々木先生は提案しています。


 

実践した結果、劇的に親子関係がよくなった

 

さらに詳しく知りたい人にオススメしたい本があります。

佐々木正美先生著「この子はこの子のままでいいと思える本」です。

 

 

私はこの本を読んですぐに、書かれていることを実践しました。

 

①大きな声で命令口調で叱ることをやめた。
②泣いたりぐずったりすれば優しく接する。

 

その結果、息子は1週間もすればどんどんと変化していきました。

 

例えば

✔️自分の思い通りにいかなければ、泣いて暴れていた息子が、話し合いで解決できるようになった。

✔️嬉しかったこと、悲しかったことを話してくれるようになった。

✔️以前は親が両手いっぱいに重い荷物を持っていても、息子は「抱っこ抱っこ!」とグズっていたが、一緒に歩いてくれるようになった。

✔️厳しくしかってしまう時もあるが「怒ってごめんね!」と謝れば、「ぼくもごめんなさい」と自らあやまるようになった。

 

たくさんの子どもと関わってきた佐々木先生の言葉は、説得力があるので納得して安心して叱らずに甘えさせてあげることが、できるようになりました。

 

すると私にも大きな変化がありました。

✔️泣かせてしまうことや衝突も激減し、ストレスが減り穏やかに子育てを楽しめている。

✔️「私が引っ張って行かなければ!」という意識から、後ろから支えてあげる意識に変わったことでプレッシャーが消えた。

✔️子どもといても肩の力を抜いてリラックスをして、過ごせるようになった。

✔️子どもの笑顔をたくさん見られるようになり、子育てを楽しめている。

 

「この子はこの子のままでいいと思える本」は様々な悩みを抱えるママの質問に、佐々木先生が答える形で書かれています。

 自分とよく似た悩みの質問と回答を、読むことができるかもしれません。

 

穏やかに楽しく子育てを楽しみたい人に、手にとって頂きたい一冊。

 Kindle Unlimitedのサービスを利用している人は、無料で読むことができますよ

 Kindleアプリをダウンロードしていれば、スマホから読むことも可能。

 

子どもを寝かしつけた後の暗い部屋の中で「今日も怒り過ぎてしまった。こんなママでごめんね」と自分を責める前に、1ページ読んでみてください。

きっと心が軽くなり、明日は今日より子どもを笑顔にする自信を、貰えるかもしれません。